私の研究は青潮に関連しているます.
青潮は年に1~2回発生し,硫化水素をい海面が乳白色になる現象です.
私の調査地点は兵庫県の御前浜です.
しかし,私は普段徳島にいるため,海の様子がわかりません.
そこで,地元住民の方に協力していただいて,青潮が発生したらすぐに知らせていただくという体制をとっておりました.
そして9月27日朝方,
一報が入ったのです.
”すごい乳白色だぞ!臭いもすごい!”
すぐにでもかけつけたかったのですが,なんと不運なことでしょう.
私はこの次の日卒業がかかった学科の中間発表があったのです.
卒業をあきらめるわけにもいかず,次の日中間発表が終わって即効かけつけました.
そのころにはもう青潮は終わっていたのですが,地元の方が写真をとっていてくださりました!
それが下記です.
海面が乳白色になっているのがおわかりでしょうか?
この青潮は2012.8.26(夕方)~8.27まで起こっていたと思われるのですが,
この後8月30日も台風が接近してまた青潮が発生しました!
今年2回目です.
今回は夜だったのですが,なんとか駆けつけることができました.
硫化水素を嫌がってか,海から大量のカニが逃げてきて,護岸に一生懸命しがみついていました.
カニだけでなく,フナ虫なども逃げ回っていて,
逃げれないアサリは本当にかわいそうだなと思いました.
同じ時期,東京の三番瀬でも青潮が1週間くらい続いていたという情報もあります.
1週間もつづくなんで・・・
一体どれくらいの生き物がしんだのだろう・・・
環境問題として挙げられているものの中でも、自然の均衡を守るものもたくさんあると思います。見方によっては青潮も何らかの意味合いを持っているかもしれないですね。
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