2018年11月23日金曜日

地球の歩き方に載っていないタイの楽しみ方を発見! 沿岸域編


タイの①パタヤで行われた学会の後に,地〇の歩き方に載っていない干潟や浜辺,湿地を5か所視察してきました.
の津波ミュージアム以外は,どこも偶然に運命的な出会いでみつけた秘蔵の場所です!②⑤などは国が水質浄化や自然環境保全のために管理している公園でした.
タイにもそのような場所があることに感動です!!!
 




視察①ラヨーン
Sky View Tower and Mangrove Research Center


 ラヨーン市のマングローブリサーチセンター『Sky View Tower and Mangrove Research Center』です.パタヤに一番近いウタパオ空港の近くにあったので,プーケットに行く前に立ち寄りました.
 マングローブや干潟の上の生き物観察ができるように,ウッドデッキが整備されていました.また,展望台からはラヨーン川やその干潟を一望でき,環境学習の場としても使われているようでした.最も驚いたことは干潟の上に企業のCSRの一環で,竹や木材を有効活用したカニの家が作られていたことです.しかも,その家はよく見ると企業のロゴや,企業を象徴する形で創られていました.
 下記に添付した記事によると,この場所はラヨーン市とマングローブ保護協会とIRPCカンパニーの協力で作られた場所のようです.企業が参画してこのような場所が維持されていることにびっくりしました.タイでもこのような自然環境の保護施設は少ないようです.入場料は無料ですので,干潟好きの方で近くに行かれた際は寄る価値大です.

you tube がアップされていたのでURLを添付しておきます!ご興味あるかたはお楽しみください!











視察②プーケット カオラック
International Tsunami Museum 
 
 プーケットのカオラックにある津波メモリアル博物館『International Tsunami Memorial Museum』です.ここは,20041226日に起きたスマトラ沖地震で最大の犠牲者を出してしまった場所です.クリスマス直後ということもあり,たくさんの旅行客が巻き込まれたそうです.博物館には当時の様子を写したたくさんの写真(見ていられないものも多くありました)と運よく生き残った方が撮影していた津波の様子,被災者や犠牲者の家族の方のインタビュー映像が放映されていました.
 映像をみていると地震の後に引き潮が見られていたようですが,観光客のほとんどはそれが津波の前兆だということに気づかず,また津波の破壊力も想像できなかったのか,津波が迫るまる直前まで逃げることをしていませんでした.上月先生は当時,スマトラ沖地震の映像をみたときに『津波はこのように迫ってくるのか』と初めて映像でみて恐怖を感じたとおっしゃっており,貴重な映像資料を教訓として活かしていかないといけないと思いました.
 なお,スマトラ沖地震のときの津波の色は2011年の東日本大震災の時の津波のように黒くはありませんでした.また,博物館の近くには津波で流されたであろうパトロール船がそのまま展示されていました(博物館の位置は海岸線から2km程度離れた場所です).






視察③プーケット タラーン
National Park


プーケットの国際空港のすぐ近くにある『Sirinat National Park』です.ここは幸運にもタクシーのお兄さんに連れて行ってもらえて見つけた場所です.漁船を浜辺に直接打ち上げロープで木に括り付けていました.昔の日本の漁村のようでした.さらに,ちょうどサンセットの時間でとても美しい写真がとれました.





視察④サムットソンクラーム
『マングローブ林と潟スキー』

 バンコク市内から車で1時間半のサムットソンクラーム市内にあるマングローブ林周辺の干潟の生き物観察のために潟スキーも体験してきました.事前に下調べしているときに雑誌サライでタイ国政府観光庁の方がバンコク市内に近いであろう干潟でエコツアーをされている記事(https://serai.jp/tour/41420)を拝見してぜひ行ってみたいと思っていたものの場所も行き方もわからないので断念していました.しかし偶然にも,日本企業で働いていた経験のあるタイ人の通訳の方と出会い似たような場所に連れて行ってもらえることになりました.
 行ってみると遠浅の干潟がずっとつづいており,ボートで川から海に行くに従い,水の張った干潟の上に高床式の家が点在していました.聞くところによると,カキを育てているが,泥棒にとられないように自身の漁場近くに高見矢倉をたてて見張っているのだそうです.その一部は観光客が食事するためのレストランとして,大きな矢倉として建てられたものも数件みられました.
 近くにはムツゴロウ(ジャイアントマットスキッパー)がたくさん生息していました.タイではな自然の恵みはなんでも食しているのかと思っていたのですが(失礼ですね・・・),ムツゴロウは国王の命令で保護対象になり食用にはされていないそうです.また,それを見るために潟スキーを貸してくれました.潟スキーは有明海でガタリンピックやムツゴロウ獲りに使われているのを知って,一度は乗ってみたいと思っていたので乗れてラッキーでした(^^)/ また,運よく木の上にいた水オオトカゲも見ることができました!








視察⑤バンカチャオ
Sri Nakhon Khuean Khan Park And Botanical Garden

 ここは,バンコク市内から電車とバスとボートとレンタル自転車で1時間程度で行くことができる都会のオアシス『Sri Nakhon Khuean Khan Park And Botanical Garden』です!Google地図を眺めていたら面白そうな名前があると思ってクリックしたら,良さそうな場所だったので急遽予定を変更してみにいきました.タイ語のHPをグーグル翻訳で訳して行き方を調べていったので,ドキドキ感を味わうことができました!笑


https://www.estopolis.com/…/%E0%B9%80%E0%B8%94%E0%B8%B4%E0%…
 公園内にあるタイ語の説明文をグーグルを活用して読んでいると,この場所は砂洲全体が地盤沈下してできた湿地帯で,都会の浄化機能として大変優れた場所だから国王の命令で保全することが決まった!のようなことが書かれていました.自然観察や環境教育のための看板が至るところに設置されていました.バードウォッチングするには適した場所のようで,変わった鳥を数種類みることができました.また,砂洲全体にサイクリングロードが整備されていましたが,横道にそれると策はなくブレーキが壊れたら干潟に真っ逆さまな場所が多数ありました(笑)